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    <h2>エリザベス2世の70年間に及んだ治世を見届けた真の英国人チャールズ3世</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>2023年5月6日に挙行されたチャールズ3世の戴冠式は、1953年6月2日のエリザベス2世のそれ以来70年振りの開催ということもあり、国際的な注目を集めました。2022年9月8日のエリザベス2世の崩御に伴い、イギリス連合王国の新国王として即位したチャールズ3世ですが、70年7ヶ月の長期在位を達成した歴史的な名君である母君の崩御後に、74歳と高齢での即位であったことが危惧されていたのも確かです。一時は自身の王位継承を見送り、長男のウィリアム王子に直接王位を継承させる案まで浮上していましたが、生前のエリザベス2世が国王の即位を何よりも望んでいたこと、また国王自身も連合王国のために王位を継承する強い意志があることを公言していたことから円滑な即位を実現し、女王の喪が明けた2023年5月には戴冠式の挙行が現実のものとなりました。エリザベス2世の治世は、第二次世界大戦の荒廃の中から産声を上げたと言っても過言ではありません。その後の70年間のあいだに英国は飛躍的な成長を遂げました。かつての大英帝国はもはや見る影もなく減退していたのも確かですが、女王の治世の幕開けとほぼ時を同じくしてイギリス連合王国として新たなスタートを切り、その後、現代英国の底力を世界に誇示しました。その象徴として英国の尊厳を高めることに貢献したのが、他ならぬエリザベス2世であったことは明らかです。そして女王の治世と共に半世紀以上もの歳月が流れ、英国は21世紀を迎えました。これまでの年月を振り返りますと、かつての大英帝国が推進していた帝国主義に対する反動から、何度か英国における君主制そのものが存亡の危機に直面したことがありました。しかし、あらゆる角度から見てカリスマ性溢れる女王の完全無比な存在を前にして、その是非が本気で議論されることはこれ迄殆んどありませんでした。それほどまでに万人に愛された女王を昨年、英国は永久に失ったことになります。そしてその栄光の治世の陰で、英国の過去70年間もの飛躍的な変貌をずっと見届けていた一人の人物の存在がクローズアップされます。その人物こそは、少年時代から継続的に母エリザベス2世の治世の元に繁栄を極める英国を見つめ続けてきた真の愛国者である新国王自身では無かったかと思われます。本年の新国王チャールズ3世の戴冠式を誰よりも喜んだのは、他ならぬ母君エリザベス2世であったことでしょう。ここに親子二代にわたる王位継承がつつがなく実現したことは歴史的に見ても大変有意義なことと言わざるを得ません。</p>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <h2>新国王の戴冠式開催の歓喜と歴史的意義を集約するアニバーサリーコインの極致</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>2023年5月6日、全世界が見守る中、ロンドンのウェストミンスター寺院においてイギリス連合王国の新国王チャールズ3世の戴冠式が執り行われました。新王妃となったカミラ夫人の戴冠式も同式中にて実現し、さながら一幅の王朝絵巻のごとく様相を見せる式の全貌を映し出すテレビ放映は、全くもって壮観の一語に尽きました。今回ご紹介させていただく作品は、チャールズ3世の戴冠式開催の記念に発行された新しい5ポンド貨であり、英国貨幣界が総力を結集して式の開催を恒久化する記念碑的大作に他なりません。即位後にイギリス連合王国が発行した一連の新貨幣表面にはロイヤルミントの実力派デザイナー、マーティン・ジェニングスによる新しい肖像が描かれ、その芸術性豊かな表現力とリアリズムを基調とする写実性によって各界からの好評を博しました。そしてこの度発表された当戴冠記念5ポンド貨表面のポートレートは、この記念すべき瞬間を祝して代々受け継がれてきた最重要王室祭具である「聖エドワード王冠」が新たに付け加えられ、一層の芸術的効果の充実が図られています。肖像周囲の碑文もまた趣向を凝らしたものであり、基本的には定型のラテン語碑文ではあるものの、国王の王名部分のみが通常のラテン語名の「CAROLUS」ではなく、英語名の「CHARLES」に置き換えられている点に現代社会に対する配慮が感じられます。また裏面には王冠を始めとする王室祭具三点がバランスよく配置されており、戴冠式記念貨ならではの壮麗豪華な様相を見せていて圧巻です。式の日付と共に刻まれた「国王チャールズ3世の戴冠式」の一文は、世界を歓喜の渦に巻き込んだこの千載一遇の機会をコイン上にて普遍化するに相応しい品格を感じさせます。あらゆる角度から見て祝祭感満載の当コインは、新国王と共に新たな時代を迎えたばかりの現代英国の無限の歓喜を余すところなく表出するアニバーサリーコインの極致です。</p>
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