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  -name: "日本 1990(平成2年) 平成天皇御即位記念 10万円金貨 未鑑定"
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    <h2>16世紀に日本の貨幣史上に登場した金貨</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>日本における金貨の始まりは、歴史を遥か遡ること16世紀頃と言われています。当時発見された金山を手中に収めた戦国大名が、それまで中国から輸入していた銅銭に変わり、金貨を作り始めたことは、その後の日本における貨幣史に多大なる影響を与えたと言えます。金貨が本格的に流通貨として用いられるようになるのは、更に時を経た17世紀の江戸時代でした。徳川幕府が制定した三貨制度により日本の流通貨幣市場に登場した金・銀・銅貨の基本通貨は、以後、400年に渡り流通貨としての礎を構築しました。明治時代に入ると、貨幣価値の安定が何よりも重視されるようになったため、造幣局の設置により金本位制の円が用いられるようになり、1871年(明治4年)に近代的な意味による金貨の発行が開始されました。</p>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <h2>類まれなる才能を持つ日本人彫金師によって描かれた硬貨のデザイン</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>造幣局によって金貨の発行が始まった明治時代、当初、政府はより高度な技術を持つ英国人コインデザイナーに新しい硬貨の意匠を委ねることを検討していました。時を同じくして、当時、卓越した才能を持っていた彫金師、加納夏雄がコイン上に描いた驚くほど見事な「龍」を目の当たりにした政府は、絶賛に価するその作品を硬貨の新しいデザインとして取り入れることにしました。天子を象徴する龍が描かれていたその硬貨ですが、天皇の肖像を硬貨に刻むことは不敬に当たると言う日本の伝統的な精神文化により、天子を表す龍の意匠が描かれるに至ったと言われています。君主の肖像が権威や国家等のシンボルとして硬貨表面に描かれることの多い欧州諸国の貨幣とは異なり、日本の歴史に基づく価値観を感じさせる点こそは、このコインの特色であると言えます。また、この美しいコインを世に送り出した造幣局が創業された当時は、英国人技師の指導の下に製造が行われていました。英国では、古くからコインにプルーフ加工を施す伝統技術が用いられていたことから、これら日本で制作されたプルーフコインもまた元来贈答用として製造されていたのではないかと言われています。時を経た昭和の時代には、皇室を象徴する記念コインが次々と発行されるに至りました。</p>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <h2>平成天皇の御即位を祝す記念コインに受け継がれた格調高いデザイン</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>天皇陛下の御即位や在位また皇太子殿下のご成婚など皇室の慶事を祝して発行される記念コインですが、日本国内で初めて発行されたこの種のコインは、1986年(昭和61年)の昭和天皇陛下御在位60年を祝したものでした。この記念コインは、そこに描かれている日本の伝統的な文様によって、国内外の収集家たちの注目を絶えず集めていました。眩いばかりの光を放つ当コインの繊細で優美なデザインは、コインを手に取る者を美の世界へと誘います。コイン表面に描かれている鳳凰は、中国の神話に由来する伝説上の動物で、頭が鶏、頸が蛇、背は亀など様々な種が組み合わさった容姿が特徴的です。伝統美を醸し出す装飾として用いられてきた鳳凰は、吉祥や調和の象徴とされています。鳳凰の足元に描かれている瑞雲は、気象学上において、太陽の近くを通過した雲が美しく色づく現象を表し、慶事の予兆とされています。裏面には、菊の御紋、桐、唐草の精妙な文様が施されています。中央に描かれている菊の御紋は、高貴、高潔、高尚等を象徴し、菊の花をこよなく愛でた後鳥羽上皇(1183~1198)がそれを皇室の紋章として用いたことが菊の御紋の始まりとされています。その後、歴代天皇のシンボルとして菊の文様が継承され、菊花紋章(十六八重表菊花)が皇室の正式な家紋となりました。菊の御紋を囲む桐と唐草の意匠ですが、古来、中国では鳳が宿る木として神聖視されていた桐は、明治時代になり、日本国章や政府の紋章として用いられるようになります。当コイン上の桐は、花数が五-七-五(上部の葉っぱの数が中央7枚、左右5枚)の五七桐と言われ、皇室や政府の紋章として用いられる意匠です。そして、五七桐を繋いでいるかのような唐草は、つるが四方八方に伸びて絡み合い、成長し続ける性質から繁栄や長寿を表す吉祥文様とされ、慶事の装飾には欠かせない文様となっています。約2600年以上もの歴史があると言われている皇室。悠久の時の流れとともに歩んで来た皇室と脈々と受け継がれてきた伝統に対して敬意を感じずにはいられません。吉祥をシンボライズする五つの意匠が黄金の光を放つ当コインは、平成天皇の御即位を限りなく祝福するにふさわしいものであると共に、国内外のコレクターたちの注目を集めるに価する実物資産です。伝統美と気品に満ち溢れたこの平成天皇御即位記念硬貨は、コレクターの収集欲を刺激する究極のコレクションアイテムであると言っても過言ではないでしょう。</p>
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