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    <h2>名シーンの数々によって彩られる007シリーズの傑作の数々</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>スパイ映画の最高傑作として、記録的な興行成績を収めた映画「007シリーズ」。1953年に作家イアン・フレミングが発表した架空の英国秘密情報部のスパイ「ジェームズ・ボンド」を主人公とする小説群は、後に映画の主要なプロットとして採用され、スパイ映画の一大傑作シリーズへと変貌を遂げました。最新作である「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を含む全25作品によって構成される同映画シリーズは、一貫して主役ジェームズ・ボンドの魅力を前面に押し出した名演出によって、映画史上に残る傑作シリーズとして存続しています。歴代6人の名優たちが演じたボンド役は、それぞれの俳優の個性を生かしながらも、彼らの名演技無くしては実現し得なかったことでしょう。その中でも、とりわけ初代ボンドを演じて国際的な人気を誇ったショーン・コネリーの演技は際立っており、同映画シリーズのその後の継続的な成功を約束する最大の要因として存在感を発揮しました。数々の名シーンによって観衆に圧倒的印象を与えたボンド役でしたが、毎回披露されるボンドの秘密兵器の場面は、観衆を興奮の坩堝へと導き、映画の成功を左右する不可欠の要素として、視覚的にも大きなインパクトを与えました。ボンドと同時に重要な役割を果たしたボンドガールは、作中における準主役級の役割を果たし、これもまた同映画シリーズならではの魅力として定着しました。またボンドの主役としての存在感を高める最大の要因として、その華麗なライフスタイルや男性らしさを活かしたボンドファッションの数々を見逃すことはできません。特にファッションに関しては、英国紳士として描写される作中のボンドの魅力を最大限活かしたワードローブを披露し、観衆の眼を存分に楽しませ続けました。一例を挙げますと、男性の略礼服として定番のタキシードスタイルに関しては、ボンドならではの白の上着に黒のパンツという新しいコーディネートによって一世を風靡し、映画を離れて一般的な男性ファッションの古典となったことはよく知られています。それ以外にも、ボンドが愛飲する飲料マーティニーに関しては、混ぜずに振って調合するというこだわりを見せていました。数え上げればきりがないほどに名シーンの数々によって彩られている一連のボンド映画ですが、ボンドの個性無くして実現することはなかったことでしょう。</p>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <h2>ボンドの秘密兵器「ウェットネリー」を描く史上初のモダンコイン</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>今回ご紹介させていただく作品は、2020年にロイヤルミントがリリースした「007・ジェーム・ボンド・シリーズ」の第2貨のデザインを描く200ポンド2オンス金貨です。コイン裏面には、1977年に公開された同シリーズの「007・私を愛したスパイ」に登場したボンドの秘密兵器「ウェットネリー」が描かれています。毎回異なる秘密兵器が登場するボンド映画ですが、同映画ならではの趣向として楽しみにしていた観衆も多かったことでしょう。特にこのウェットネリーは数々の装備が搭載された特殊な潜水艦として登場し、視覚的にも大きな注目を集めました。当裏面には、研究開発担当Qのお馴染みの台詞「PAY ATTENTION 007」が刻印されており、スパイ映画の金字塔「007」ならではの臨場感を醸し出しています。コイン表面には2022年に崩御したエリザベス2世の「公式第5コイン肖像」が描かれています。2015年当時のロイヤルミントで最年少デザイナーとして活躍していたジョディ・クラークの最高傑作とされるこの肖像ですが、当時御年89歳であった女王の格調高い横顔の輪郭をくっきりと浮かび上がらせることにより、バランスの良いフォルムを形成しています。200ポンド2オンスの重厚感が、同映画シリーズの社会的影響力と60年以上に及んだ華々しい成功を見事に表現しています。</p>
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