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    <h2>多彩な音楽に支えられた偉容と21世紀初の開催が話題となった新国王チャールズ3世の戴冠式</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>2022年9月8日、エリザベス2世の崩御に伴い、新英国王として即位したチャールズ3世。前国王のための服喪期間を経て、崩御から約8ヶ月後の2023年5月6日に挙行されたチャールズ国王の戴冠式は、21世紀初の戴冠式の挙行とあって正に全世界的な注目を集めました。1953年6月2日に執り行われたエリザベス2世の戴冠式では、女王自身の意向によって史上初のテレビ中継が可能となりましたが、この度の開催ではより精度の高いテレビ放映が現実のものとなり、全世界のテレビ視聴者は式の全貌に釘付けとなりました。この度の式の最大の特徴として、表現力豊かな生演奏による音楽に支えられた芸術性の高い演出が挙げられます。式の会場であったロンドンのウェストミンスター寺院には、戴冠式に際して特別に編成されたオーケストラが設けられ、英国ロイヤルオペラハウスの現音楽監督を務める英国出身のイタリア系指揮者サー・アントニオ・パッパーノが全曲を指揮し、国際的な脚光を浴びました。異なる様式感を踏まえた名曲の数々を披露したサー・アントニオでしたが、来年2024年にはロイヤルオペラハウス音楽監督の地位を勇退することが既に発表されています。それ故に、この度の戴冠式専属オーケストラとのコラボレーションは、サー・アントニオにとっての音楽家人生の総決算と見なすことも可能でしょう。演奏された名曲の数々の中でも一際注目を集めたのは、聖油の秘儀の場面において効果的に用いられていたゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル作曲の「聖人ザドック」でした。歴代英国王の戴冠式の式次第のクライマックスと見なされる聖油の秘儀の場面のみ一般公開はされていません。テレビ中継は継続されつつ、秘儀そのものはパネルを用いて見事に隠されてはいるものの、冒頭部分で若干映し出されたチャールズ3世の後姿が強い印象を与えていました。17世紀末のドイツに誕生し、後年英国に帰化した異色の経歴を持つバロック期の大作曲家ヘンデルは、生前英国王室のために数多くの名曲を作曲していました。テムズ川で開催された王室主催の宴会のために彼が作曲した「水上の音楽」や「王宮の花火の音楽」は、ロンドンを終生の地と定めた大作曲家の英国に対する敬意と深い愛情を感じさせる佳曲として、300年の時を超えて今日受け継がれています。「聖人ザドック」は、1727年に行われたジョージ2世の戴冠式のためにヘンデルが作曲した英国王室ゆかりの作品であり、英国王室の戴冠式を象徴する楽曲として、また英国の愛国歌としても名高い作品であり、この度の戴冠式においても演奏されていました。そして無事式を終えた国王と王妃がエントランス付近へと進む時に演奏されたのが、20世紀初頭のエドワード期を代表する作曲家サー・エドワード・エルガーの「威風堂々第4番」でした。有名な第1番ではなく飄々とした魅力を持つ第4番の旋律を背景として、満面の笑みを湛えた新国王の姿が映し出された時、目視することのできない音楽という媒体の力が、国王の戴冠式という一世一代のイベントを見事に成功に導いたということを実感せずにはいられませんでした。</p>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <h2>新国王チャールズ3世の戴冠式を恒久化する英国ロイヤルミントによる地金型商品の最新作</h2>\r\n
    <p>&nbsp;</p>\r\n
    <p>今回ご紹介させていただく作品は、近年国際的な注目を集めている地金型商品の最新作であり、新国王チャールズ3世の戴冠式の記念品として英国ロイヤルミントが久々に発行したシルバー・バーの逸品に他なりません。バー裏面の中央には、15世紀の英国に君臨したテューダー朝ゆかりの「テューダー・クラウン」が紋章として描かれています。この意匠化された宝冠は、引き延ばされた十字架によって支えられており、その先端部分にはイギリス連合王国を構成するイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの国花がバランスよく配置されています。それらの中でも特徴的なものは、イングランドを象徴する古風なテューダーローズです。さらに十字によって四分割されたそれぞれのセクションには、左上からイングランドのライオン、スコットランドのユニコーン、ウェールズのドラゴン、そしてあまり知られていないアイルランドのシカ等の紋章化された動物が挿入されています。そしてバーの表面には、チャールズ3世の「ロイヤルサイファ」が中央を飾っています。この「ロイヤルサイファ」は、英国王個人のみが所有することのできる一代限りの紋章として知られており、公式文書上における使用を始め、国王の生活空間において多種多様な目的で使用されるものです。表裏共に英国王の戴冠式に相応しい堂々たるデザインを描く当地金型バーは、5000枚限定の発行枚数と純粋な芸術性によって、チャールズ3世の生涯唯一の戴冠式を恒久化する重要な役割を果たすものです。</p>
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