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2025 チャールズ3世 ブリタニア フラクショナル リバースフロステッド 銀貨セット 未鑑定 箱付き【ご予約承り品】

約99.9%Ag 専用BOX付き

品番 5602
タイプ リバースフロステッド(プルーフ)
発行限定数 450セット
重量 31.21 g・7.86 g・1.58 g・0.80 g
直径 38.61 mm・22.00 mm・12.00 mm・8.00 mm
品位 約99.9%Ag
表面 チャールズ3世
表面 ブリタニア
納期 お問い合わせください
極めて珍しいリバースフロステッド仕様の4枚セット

予約品

目安価格:35,400円(税込)

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商品詳細

コインデザインとしての女神ブリタニアの変遷

 

現在のイギリスがおよそ2千年前にローマ帝国の支配下にあったことは意外と知られていない史実ではないでしょうか。グレートブリテン島を指す最古の名前は、紀元前6世紀ごろのカルタゴ人航海者の記録にある「アルビオン」であったというのが一般的な見解です。その後、紀元前4世紀のギリシャ人商人の航海記にある「プレタニケ」から、現在のブリテン諸島を指す言葉として「ブリトニ」という呼名が誕生し、ラテン語の「ブリタンニア」へと語形変化しました。ローマ人が島を支配した頃、つまり紀元3世紀頃にはブリタニアと呼ばれていた同島ですが、島を擬人化した存在である女神もまたブリタニアと呼ばれるようになり、島と不可分の存在として認知されるようになります。ローマ時代の流通貨にも描かれていたブリタニアですが、その後、5世紀ごろから始まるローマ帝国の衰退と、6世紀以降のアングロサクソン人たちの台頭によって徐々に姿を消すようになります。1066年、ノルマンディー公であったウィリアム征服王がイングランドを支配し、大陸の進んだ封建制を取り入れて王国体制の強化に努めました。そして人口と経済力に勝るイングランドが次第にウェールズとスコットランドを圧倒するようになります。そのような歴史的背景の下に、古代の産物として敬遠されていたブリタニアもまた文芸上にて描写されるようになり、英国の仮の姿としての存在感を取り戻します。そして、その後に続くルネッサンス時代における古代の機運の高まりと共に、ブリタニアもまたイギリス社会における完全な復活を遂げることになります。とりわけエリザベス1世を主人公とする大航海時代には、グレートブリテン島の海に囲まれた地理的条件から海を象徴する女神として尊ばれ、海運国家イングランドの威光を高めることに貢献したことはよく知られています。しかし、ブリタニアが英国貨幣界にコインのデザインとして登場するのは一層時間を要することでした。1660年に共和政イングランドを破って王政を復活させたチャールズ2世の治世12年目の年、つまり1672年に発行されたファージング銅貨にはそれ迄にはなかった新しいブリタニア像が描かれていました。古代の女神として描かれた座像ではありましたが、縦と槍を携えたその荘厳な姿は、女神と言うよりかは女戦士の姿で描写されていたというのがより的を得ています。このコインの発行を皮切りに、その後の歴代国王の治世下にブリタニアを描くコインが続々と発行されるようになり、英国貨幣の定番のデザインとして受け継がれるようになります。英国貨幣の長大な歴史の中で、まだ400年にも満たないコインデザインとしてのブリタニアの変遷ですが、20世紀後半の1987年に英国ロイヤルミントが地金型コインとして発表したブリタニアコインは、既に現代における地金型作品のスタンダードとしての絶対的地位を確立しています。

 

伝統の継承の重要性を現代に伝えるブリタニアコインの最新作

 

毎年同じデザインによって発行され続けている地金型ブリタニアコインとは異なり、記念コイン版のブリタニアコインは毎年新しいデザインが発表され、世界的な注目を集めています。本年2025年度版のブリタニアコインをご紹介させていただきます。コイン裏面の待望のブリタニア像は毎年新たなデザインによってスポットを浴びますが、本年度のブリタニアは海を背景として正面向きで描かれており、荘厳な印象を我々に与えるものです。正に英国の化身と呼ぶにふさわしい威厳を身にまとった神々しいいまでの存在感が圧巻です。この斬新な意匠は、ロイヤルミントに所属する実力派デザイナーの一人、ブラッドリー・モーガン・ジョンソンが新たに制作したものであり、氏の芸術性とデザイン力を存分に堪能することができる傑出した作品です。コイン裏面には、2023年5月6日に戴冠式が挙行されたばかりの新英国王チャールズ3世の「公式第1コイン肖像」が描かれています。左向きのその穏やかな横顔からは、王の穏やかな人格と世界に関する見識の高さを窺うことが可能です。グレートブリテン島を象徴する女神と王室の権威を表裏に掲げる当コインは、英国にとって伝統の継承がいかに重要であるかを我々に語りかけてくるかのようです。

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